
こんにちは!Musik Glanz(ムジークグランツ)です
現役ピアノ講師で子育てママをしています。
新年あけましておめでとうございます。
今年こそは穏やかな一年になるようにと心から願っています。
さて今回のタイトルは・・・。
ピアノの先生の目標
- 何のためにピアノを弾くのか?
- 答え合わせの出来ない職業
- 自分にとってピアノとは何か?
- いつかピアノから離れる日が来ても・・・
- 私の目標
何のためにピアノを弾くのか?
私がピアノ講師を始めて二十数年。
昨年一年は本当に悩みに悩んだ一年間でした。
ピアノを子供たちに教えることについて
当たり前で当然のことを悩み始めてしまい、その悩みがどんどん大きく膨らみ迷子になってしまったのでした。
答え合わせの出来ない職業
レッスンを続けていると良い時も悪い時もあります。
マニュアルもなければ、答え合わせも出来ない「ピアノ講師」という職業はある意味、とても孤独です。
自分自身が答えを見つけて、自分でその道を進むしかない
その孤独さが私を一層悩ませました。
教える教材の選び方、生徒との距離感、保護者の方とのお付き合い。
二十数年当たり前にしてきた事がリセットされてゼロに戻されてしまったような感覚に陥ってしまったのです。
ピアノは魔法の宝石箱
私にとって音楽とは何か?
私にとってピアノとは何か?
原点に立ち戻って考えてみることにしました。
幼い頃の私にとってピアノはキラキラ光る魔法の宝石箱のようでした
ポーンと鍵盤を鳴らせばたちまち魔法がかかって、弾きたい曲が手品のように溢れ出てきました。
あの曲も弾きたい。
こんな風に弾いてみたい!
そこには楽譜を読めるようになったら・・・とか、ピアノを習っていたら将来どんな役にたつか・・・などというメリット(得)を考えるようなことはありませんでした。
ただピアノが弾けることが楽しくて、嬉しくて
キラキラと光る音符達に包まれて幸せでした
いつかピアノから離れる日が来ても・・・
そんな当たり前な事をピアノ講師になった大人の私は忘れていたような気がします。
お月謝をいただいて、子供たちを迎えていると何か結果として目に見える物を保護者の方たちにお見せしなければと思っていたのかもしれません。
楽譜を読めるようにすること
コンクールに入賞すること
学校の行事でピアノで活躍すること
どれも素晴らしいことで、否定するつもりは一切ありません。
でも私のピアノを教えたい本当の気持ちはそこではありません。
子供達はいつかピアノから離れる日が必ず来ます。
その時、ピアノに幸せな思い出をひとつでも残してほしいと思っています。
私の目標
昔、就職を決めた私に恩師から贈られた言葉があります。
「あなたがピアノから離れても音楽から離れることは決してない。」
大学卒業後、就職、結婚、子育てをした今の私には恩師の言葉の意味が良く分かります。
ピアノから遠ざかる時期があったとしても、音楽やピアノを好きでいる気持ちさえあればまたピアノの前に戻ってくることは出来ます。
私のピアノ講師としての目標は「ピアノを好きでいてもらうこと」
シンプルだけど、とても難しい目標。
難しい曲に出会う時、思うように弾けない時、練習するのが嫌になってしまう時。
そんな時が子供達には必ずやってききます。
でもどの子もピアノを始めた当初は、「ピアノが好き、ピアノを弾いてみたい、音楽が好き。」そんな気持ちでいたはずなんです。
私のところに来てくれた子供たちが、
少しでもピアノを好きになってくれますように
そんな願いを心に秘めて、今年も一年がんばりたいと思います。
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