
こんにちは!Musik Glanz(ムジークグランツ)です
現役ピアノ講師でアラフォー子育てママやってます
さて今回のタイトルは
ピアノコンクール賛否両論問題
※私の経験上の意見として書いています。参考程度にお読みください。
- コンクールを受けるのは良い事?悪い事?
- コンクールで得られるもの
- 何のためにピアノを弾いてるの?
- 私の【超】個人的な意見
コンクールを受けるのは良い事?悪い事?
昨年はコロナの影響で数々のコンクールが開催中止になりましたが今年は開催されるようですね。
課題曲が発表され、予選に向けて練習を始めているお子さんも多いのではないでしょうか?
この時期になると必ず登場するブログネタ
ピアノコンクール賛否両論問題
そもそもコンクールに子供が出場する事がいいことなのかどうか。
音楽を点数化することの善し悪しなど様々な見解が見られます。
先に結論から書きます。私の意見としては
「コンクールに出場することは必ずしも悪い事ではない」
この”必ずしも”がポイントです。
コンクールで得られるもの
私は10歳で先生の薦めでコンクールという世界に初めて足を踏み入れました。
完全なビギナーズラックで運良く入賞を果たし、トロフィーと表彰状をもらってしまい、調子に乗った私はそれから10数年、コンクールの世界にのめり込みました(笑)
だからこそコンクールに出場することで得られる物がたくさんある事を知っています。
独特な緊張感、勝負の世界の厳しさ、自身のメンタルコントロール、そして何より同世代には自分よりはるかに上手なピアニスト達がいることを身をもって体感できます。
音大に行くとコンクール時代に入賞組で顔を並べた子たちが、そろって同級生になっていたりするので不思議な気持ちになりました
入賞できるとこの上ない喜びが得られますし、思うような順位にならなければ自分の中の”負けず嫌いエネルギー”が発動して「次こそは!」と練習意欲が高まります。
何のためにピアノを弾いてるの?
そして音楽を続けていく上では必ず勝負の世界に出なくてはいけないことも事実です。音楽という目に見えないものに優劣をつけるという経験をいずれしなくてはいけなくなるのです。
(音楽大学やプロを目指すのであれば・・・という前提ですが)
ただそれと同時に忘れてはいけないのは
「コンクールの為にピアノを弾いているのではない」ということ。
コンクールにのめり込むあまりに、コンクールに入賞する為の曲選びや演奏法ばかりを気にして自分の持ち味が失ってしまう可能性があることも事実です。
またコンクールの厳しい世界の中で、神経をすり減らしてしまい、ピアノに対して恐怖心や嫌悪感を抱くようになってしまっては本末転倒です。
私の【超】個人的な意見
色々と書いてみましたが、私の本心としては。
小さい年齢の生徒さん、特に小学生低学年以下の生徒さんには、本人が強く望まないのであれば、コンクールはそんなに必要ないかなと、個人的には思っています。
幼い感受性の強い時期にはプレッシャーと闘うことよりもたくさんの作曲家のステキな曲達に囲まれて
音楽やピアノを好きになって欲しい
のびのびと音を楽しむことを覚えた後に、勝負の世界に出てみるのも悪くないかな・・・というのが私個人の気持ちです
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